焚き火との無言のコール&レスポンス~なぜこんなにも人に癒しを与えるのか~

焚き火との無言のコール&レスポンス~なぜこんなにも人に癒しを与えるのか~

焚き火に出会ってからというもの人生が変わったと言っても過言ではないほど、多くの癒しをもらい続けてきた。焚き火が魅力的なのは言うまでもないが、なぜこんなにも人を惹きつけるのだろうか?

その理由を考察し、さらに焚き火にのめりこんでいきたい。

 

焚き火の魅力はDNAレベルでガッツリ刻み込まれている

何と、少なくとも50万年前には焚き火が日常化されていたことが確認されている。北京原人の遺跡に焚き火の痕跡があり、遺跡の状況から火を絶やさぬよう、工夫をされていたという。

50万年前!

人類にとって火を使えるようになったことが、大きく発展した理由と言われているが、産業革命とは比較にならないほどのパラダイムシフトが起こった。現時点で人類にとって最大の発見だったかもしれない。

人を灯し、暖め、調理という技術を生み出した。

それほど、太古から人に寄り添い続けてきた存在。もはや好き嫌いとかの話ではなく、DNAレベルで刻みこまれている。

 

焚き火になぜ人は集まるのか?

なぜ焚き火は人を引き寄せ、皆で囲むのだろうか?これも太古から変わらないスタイルではないだろうか。

人が囲むというのは、機能的側面から来たように思う。人が囲むことにより輻射熱を生み、暖かさを生み、その暖かさを維持する。

結果人がそこに居続け、会話が生まれる。

 

昔から人はリフレクターであったんだろう。

 

直火で焚き火をするときに、少し穴を掘り、そして石や薪で焚き火を囲むと、とてつもなく暖かく、輻射熱のすごさに驚かされる。焚き火台を使ったときとの差は歴然である。

人が増えれば、いくらでも拡張でき、調理にも使える。まさに自由自在。

 

焚き火の周りに人が集まるのは必然だったんだろう。

 

焚き火との対話:コール&レスポンス

焚き火は当然話さないが、会話が成立している気がする(笑)

焚き火愛好家ならそのニュアンスが分かるだろう。

炎のゆらめきや、爆ぜる音、弱まったと思ったら風が吹きその炎を取り戻す。命が宿っているかのような存在である。

焚き火とは対話ができるし、コール&レスポンスが成立する。

 

人が癒され、いつまでも見つめて対峙し続けられるのは、必然なのだろう。

科学的にも、癒し効果は証明されているようだけど、本当に苛立ちや悩みを焼き切ってくれ、どうでもいいと思わせてくれる。

これまでも焚き火にものすごく救われてきたが、これからも焚き火に寄り添って生きていきたい。

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